モチベーションに左右されずに営業活動に没頭できるテクニック15選

同じチームの同僚が次々と契約を取っているのを見て、

「どうしてあんなにいつもモチベーションが高いんだろう…自分はすぐネガティブな気持ちになってしまう」
「モチベーションが上がらない日でも、成果を出せる方法があればいいのに…」

と思ったことはありませんか?

もしこのようなことで悩んでいるなら、ぜひこの記事を読み進めてみてください。

営業活動において、モチベーションに左右されずに高いパフォーマンスを発揮するためには環境を整えることが重要です。常に好成績を残す営業パーソンは、モチベーションに頼らず一定の成果を出せるような環境を自ら整えています。

この記事では、モチベーションに関係なく営業活動に没頭できる15のテクニックを紹介します。モチベーションに頼らずともサクサクとPDCAを回せる営業パーソンへの第一歩を踏み出しましょう!

監修者:影森太一


あわせてお読みください

本記事とあわせて、『営業ロールプレイングのチェックシート』もぜひご活用ください。セレブリックスでは正しい営業スキルを身につけさせるためのロールプレイング研修を推奨しています。実践型研修と呼ばれる「体験」や「実践」を取り入れた教育方法です。なぜロールプレイングが営業のスキルアップに適しているのか、また、行う際のポイントを解説しています。

営業ロールプレイングのポイント



目次[非表示]

  1. 1.モチベーションに左右されずに営業活動に没頭できるテクニック15選
    1. 1.1.①「具測達一」な長期目標を置く
    2. 1.2.②スマホは視界に入らない別の場所へ置く
    3. 1.3.③会社のメッセージは決めた時間に見るようにする
    4. 1.4.④3分瞑想する
    5. 1.5.⑤心配事を言葉にして書き出す
    6. 1.6.⑥取り組むことは1つにしぼる
    7. 1.7.⑦タスクを15分で完了するくらいまで細分化する
    8. 1.8.⑧今日のゴールと一日の計画を設定する
    9. 1.9.⑨ルーティン業務は決まった時間に作業する
    10. 1.10.⑩5秒カウントしてとりあえず動き始める
    11. 1.11.⑪とりあえず午前中に一件アポをとる
    12. 1.12.⑫タスクが完了したら消して達成感を得る
    13. 1.13.⑬作業中は姿勢を正す
    14. 1.14.⑭脳と目を使わない休憩時間を取り入れる
    15. 1.15.⑮集中が切れたらきっかけをメモしておく
  2. 2.まず目指すべきは生活習慣を整えた「ニュートラルな状態」
  3. 3.まとめ

モチベーションに左右されずに営業活動に没頭できるテクニック15選

会社で常に好成績を残している営業パーソンを見て「いつもモチベーション高いなぁ…自分は全然あんな風になれないよ」と思ったことはありませんか?

これ実は、常にモチベーションを高く保っているわけではなく、モチベーションに関係なく一定以上のパフォーマンスを出せるように環境をコントロールしている人が多いんです。イチロー選手や大谷翔平選手も、試合で最高のパフォーマンスを出すために日々のルーティンを決めていることで有名ですよね。

仮にモチベーションが低い日でも、ネガティブな気持ちや雑念が生まれてきたとしても作業に没頭できる。そんなテクニックを今回は15個解説していきます!

モチベーションに左右されずに営業活動に没頭できるテクニック15選

  • ①「具測達一」な長期目標を置く
  • ②スマホは視界に入らない別の場所へ置く
  • ③会社のメッセージは決めた時間に見るようにする
  • ④3分瞑想する
  • ⑤心配事を言葉にして書き出す
  • ⑥取り組むことは1つにしぼる
  • ⑦タスクを15分で完了するくらいまで細分化する
  • ⑧今日のゴールと一日の計画を設定する
  • ⑨ルーティン業務は決まった時間に作業する
  • ⑩5秒カウントしてとりあえず動き始める
  • ⑪とりあえず午前中一件アポをとる
  • ⑫タスクが完了したら消して達成感を得る
  • ⑬作業中は姿勢を正す
  • ⑭脳と目を使わない休憩時間を取り入れる
  • ⑮集中が切れたらきっかけをメモしておく


①から順番に実践していくとより効果的です。一度騙されたと思ってぜひ今日から取り入れてみてください!


①「具測達一」な長期目標を置く

①「具測達一」な長期目標を置く

1つ目のコツは「具測達一」な長期目標を置くことです。

「具測達一」とは、4つの内容の頭文字をとった造語で、

  • 具体的である
  • 測定可能である
  • 達成可能である
  • 一貫性がある


という意味を指します。

例:目標「1年以内に売上を20%増加させる」

具体的である

・既存の顧客ベースを活用し、新規顧客を獲得する
・具体的な売上増加のターゲットを設定する(例:年間売上を1,000万円から1,200万円に増加させる)

測定可能である

・月次売上を追跡し、進捗を記録する
・新規顧客獲得数、リード数、成約率などのKPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的に評価する
・毎月の売上目標を設定し、達成度を確認する

達成可能である

・現在の営業スキルとリソースを考慮し、現実的なプランを立てる
・必要なトレーニングやツールを導入し、営業プロセスを最適化する
・チーム内での役割分担を明確にし、協力体制を強化する

一貫性がある

・売上増加は、会社の成長戦略と一致しており、営業部門の長期的な目標とも整合している
・過去の営業実績や顧客関係の構築経験が役立つ

上記のように4つのポイントを意識して目標を設定することで、プロセス設計もしやすく達成イメージが湧きやすくなります。また、定期的に目標の進捗を確認し、必要に応じて調整を行うことも大切です。


②スマホは視界に入らない別の場所へ置く

②スマホは視界に入らない別の場所へ置く

2つ目のコツは、スマートフォンを視界に入らない別の場所へ置くことです。

「スマホの通知が鳴っていないのに、通知が来たような気がして画面を確認した」・・・こんな経験はないでしょうか?海外のおよそ800人を対象にした調査によると、スマートフォンが机の上に置いてあるだけで「考える能力」にマイナスの影響があることがわかったといいます。

つまり、スマホがそこにあるだけで、考える能力や問題解決の能力に悪影響を与えるおそれがあるということだ。スマホを使っていないときも、見ていないときも、伏せて置いてあるときも、そして電源を切ったときも、である。

引用:スマホが近くにあるだけで、あなたの思考力は低下する|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

電源を切っていてもほぼ意味がないなんて、恐ろしいですよね。

ちなみに、スマートフォンを机の上に置きながら作業することは、睡眠不足で作業するのと同じくらいの影響があるんだそうです。そのため机の上に置きながら作業するのではなく、思い切ってどこかの引き出しにしまうか、別の部屋に置くようにしましょう。


③会社のメッセージは決めた時間に見るようにする

③会社のメッセージは決めた時間に見るようにする

3つ目のコツは、会社からの連絡(メッセージ)や社外から来るメールを決めた時間に見るようにすることです。「メッセージの通知をきっかけに色々見ていたら、時間が経ってしまっていた…」なんてことはありませんか?営業活動中に頻繁に会社のメッセージやメールをチェックすることは、集中力を削ぐ大きな要因となります。

しかも、通知はいつ飛んでくるかわかりません。それほど重要でないメッセージに作業を中断されないように、メッセージやメールを見る時間を予め決めておきましょう。

  • 1時間ごとに確認する
  • 午前10時と午後3時の2回確認する


とくに在宅勤務の場合は、よく連絡する会社のメンバーに「この時間にメッセージを確認しているから緊急時は電話してほしい」と事前に共有しておくと、不安にさせないで済みます。また、メールフィルターを活用して重要なメッセージのみを通知するように設定するのもおすすめです。集中を削ぐ要素をなるべく減らして、目の前の作業により集中できるようにしましょう。


④3分瞑想する

瞑想する

4つ目のコツは、3分瞑想することです。

瞑想中に呼吸を続けることで副交感神経を刺激し、体をリラックスさせる効果があります。
営業活動中に気持ちが焦ったり、ストレスを感じたりしてしまった時に「まずは3分間瞑想して心を落ち着かせる」というルーティンを作ってみましょう。

瞑想のやり方

ステップ①

・なるべく静かな場所で、快適な姿勢を取る
・騒音が少なく、リラックスできる場所を選ぶ

ステップ②

・目を閉じ、呼吸を始める
・目を閉じる。ゆっくりと深呼吸をする

ステップ③

心を静める雑念が浮かんできたら、そっと呼吸に意識を戻す

ステップ④

3分間続ける

ステップ⑤

終了するゆっくりと目を開け、周囲の環境に意識を戻す

瞑想と言うと「正直効果があるのか怪しいな・・」と感じる方もいるかもしれませんが、日米で臨床医として25年以上のキャリアを持つ久賀谷先生によると 、アメリカではれっきとした治療として取り入れられているんだそうです。

まず、集中力・生産性が上がります。実際、マインドフルネスにより子どもの成績が上昇した、という研究報告もあるんですよ。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州の公立校で、9歳前後の生徒99人を対象にした研究では、毎日3分×3回の瞑想を4ヶ月おこなった生徒グループとそうでないグループとの算数の成績を比較したところ、15%高いスコアを獲得したそうです。

引用:医学博士が語る「瞑想」の驚くべき効果。オススメのやり方や時間についても教えてもらった

瞑想は、毎日の習慣化にするとより効果が期待できるそうです。デスクの椅子に座ったままでも実践できるので、ぜひやってみてください。


⑤心配事を言葉にして書き出す

⑤心配事を言葉にして書き出す

5つ目のコツは、心配事を言葉にして書き出すことです。

心配事や不安を抱えたままでは、集中力が低下し、効率的な営業活動が難しくなります。心配事を具体的に言葉にして書き出すことで、自分の気持ちを整理し、冷静に対処することができます。
紙に書きだすときのステップは以下の通りです。

方法例

心配事を具体的に書く

・上手く話せるか自信がないから
・目標の進捗が良くないから

対策を考える

・商談の練習をする
・目標達成のための具体的なステップを考える

対策方法が適切かどうか悩んだときは、上司や先輩に相談してみましょう。


⑥取り組むことは1つにしぼる

⑥取り組むことは1つにしぼる

6つ目のコツは、取り組むことを1つにしぼることです。

複数のタスクを同時に進めようとすると、集中力が分散し、どれも中途半端になりがちです。取り組むことを1つにしぼることで、集中力を高め、効率的に業務を進めることができます。

  • タスクをリストアップする
  • 重要度や緊急度に基づいて、優先順位をつける
  • 1つのタスクが完了したら次のタスクに移るようにする


タスクが完了したら、大体どれくらいの時間がかかったのかメモしておきましょう。次回スケジュールを立てる際に予定を立てやすくなります。


⑦タスクを15分で完了するくらいまで細分化する

⑦タスクを15分で完了するくらいまで細分化する

7つ目のコツは、タスクを15分で完了するくらいまで細分化することです。大きなタスクは一見すると圧倒されがちですが、小さなステップに分解することで取り組みやすくなります。

例えば、「新規顧客のリストアップ」という大きなタスクがある場合、

  • リストアップする企業の業界を決める
  • 企業の連絡先を調べる
  • 企業の担当者にメールを送る


など、15分程度で完了する小さなタスクに分解します。

もしタスクの優先順位をつけたのになかなか前に進まない…という場合は、この「タスクの細分化」を実践してみてください。


⑧今日のゴールと一日の計画を設定する

⑧今日のゴールと一日の計画を設定する

8つ目のコツは、今日のゴールと一日の計画を設定することです。

明確なゴールと計画を持つことで、何に集中すべきかが明確になり、効率的に業務を進められます。ゴールを立てる際は、具体的で、現在の課題に直結する内容を設定するのがおすすめです。

例えば、営業職の場合、「今日は新規顧客に40件の電話をかける」「既存顧客へのフォローアップメールを3件送信する」など、具体的な数値や行動をゴールに設定します。

下記の表に、インサイドセールス(BDR)の場合の計画例を記載してみました。

今日のゴール例

・新規顧客に40件の電話をかける
・既存顧客へのフォローアップメールを3件送信する

今日の計画例

9:00 朝会
9:30 メールチェック
9:30 - 10:30 新規顧客リストの確認と電話準備
10:30 - 11:30 新規顧客への電話(20件)
11:30 - 12:00 フォローアップメールの下書き作成
12:00 - 13:00 昼休憩
13:00 - 14:00 新規顧客への電話(20件)
14:00 - 14:30 既存顧客へのフォローアップ(追客)コール (2~3件)
14:30 - 15:00 既存顧客へのフォローアップメール送信(3件)
15:00 - 15:15 休憩
15:15 - 16:00 午前中の電話結果の記録と分析
16:00 - 17:00 次の日の準備(リスト更新、資料確認)
17:00 - 17:30 一日の振り返りと報告書作成

このスケジュール通りに作業してみて実際どのくらいの量を実行できたのか、一日を振り返る際に書き出してみてください。今日のゴールと一日の計画を設定することで、日々の業務に明確な方向性を持たせ、成果を上げやすくなります。


⑨ルーティン業務は決まった時間に作業する

⑨ルーティン業務は決まった時間に作業する

9つ目のコツは、ルーティン業務を決まった時間に作業することです。

毎日必ずおこなう作業ほど、何も考えずに作業できるように「いつやるのか」時間を決めておきましょう。ルーティン業務を毎日同じ時間に行うことで習慣化しやすくなり、作業を始めるまでの負荷を軽くしていくことができます。

例えば、

  • 毎朝9時15分から30分間はメールチェックと返信に充てる
  • 毎日午後18時から15分間は営業日報を記入する
  • 毎朝9時にまず今日のKPIの確認からおこなう

このように具体的な時間を設定します。

時間を設定することは、習慣化しやすい効果だけでなく、「この時間までに終わらせる」と制限時間を設けることで作業の質が高まりやすくなるといったメリットもあります。もっとスピード感をもって作業したいとお悩みの方はぜひお試しください。


⑩5秒カウントしてとりあえず動き始める

⑩5秒カウントしてとりあえず動き始める

10個目のコツは、5秒カウントしてとりあえず動き始めることです。

やる気が出ないときや、何から始めればいいかわからないときに、5秒カウントすることで、すぐに行動に移すことができます。この方法は、行動を先延ばしにしないためのシンプルで効果的なテクニックです。

例えば、重要な電話をかけるのに躊躇しているときや、大きなプレゼン資料の作成に取り掛かるのが億劫なときに、5秒カウントしてからすぐに行動を開始します。これにより、考えすぎて動けなくなることを防ぎ、スムーズに作業を進めることができます。

具体例

  • 「新規顧客に電話をかけるのイヤだな…」と思った瞬間に、心の中で「5、4、3、2、1」とカウントダウンを開始する
  • カウントダウンが終わったら何も考えずにすぐに電話を手に取る


日常のあらゆる場面でこのテクニックを活用して、作業にサッと取りかかれるタスクをどんどん増やしていきましょう。


⑪とりあえず午前中に一件アポをとる

⑪とりあえず午前中に一件アポをとる

11個目のコツは、「とりあえず午前中に一件アポをとる」ことです。

アポイントが取れない状況が続くと、「今日はもう無理なのかな…」と自信を失いがちです。しかし、午前中に「一件でもアポイントメントを取る」と決めて行動することで、日中の活動に勢いがつき、その後の時間も積極的に動けるようになります。

例えば、午前中の9時から11時までの間に、リストアップした新規顧客に電話をかけ、少なくとも一件のアポイントを目指します。この時間帯は、多くの人が比較的対応しやすい時間です。具体的には、事前に顧客のニーズを調査し、最初の数分で相手の興味を引くようなトークスクリプトを準備しておくと効果的です。

また、午前中にアポイントが取れた場合、その成功体験が自信につながり、午後の営業活動にも良い影響を与えます。逆に、午前中に成果が出なかったとしても、次のアプローチを考える時間として活用できます。

このように、午前中に一件のアポイントを目指すことで、初速のスピードが上がり、結果として成果を上げるチャンスが広がります。とにかく同じ作業の毎日で飽きてきた…という方は、今回ご紹介した内容のようにメリハリをつけて作業をしてみてください。


⑫タスクが完了したら消して達成感を得る

タスクを消して達成感を得る

12個目のコツは、「タスクが完了したら消して達成感を得る」ことです。

タスクを完了するたびにリストから消すことで、達成感を感じやすくなり、視覚的にも進捗を確認できるため自己効力感も向上します。ペンで消すとより達成感を得やすいです。

また、タスクを消すことで、次に取り組むべきことが明確になり、優先順位を再確認する機会にもなります。とくに忙しい日常の中で多くのタスクを抱えている場合、この方法は非常に有効です。

タスクを消すという小さな行動が、長期的な目標達成にもつながることを意識してみてください。日々の小さな達成が積み重なり、大きな成果を生むことを実感できるはずです。


⑬作業中は姿勢を正す

姿勢を正す

13個目のコツは、「作業中は姿勢を正す」ことです。

姿勢を正すことで血流が良くなり、脳への酸素供給が増えるため、集中力向上につながります。また、正しい姿勢は身体への負担を軽減し、長時間の作業でも疲れにくくなります。姿勢を意識することで、心身ともにリフレッシュし、モチベーションを維持しやすくなります。

姿勢正しく作業をするためには、以下のような対策がおすすめです。

  • デスクと椅子の高さを調整する
  • 定期的に姿勢をチェックする
  • ストレッチを取り入れる
  • モニターの高さを目の高さに合わせる


作業中に姿勢を正すことを習慣化するためには、日常の業務の中で意識的に姿勢をチェックすることが重要です。最初は意識的に行う必要があるかもしれませんが、徐々に慣れてくると自然に正しい姿勢を保てるようになります。


⑭脳と目を使わない休憩時間を取り入れる

⑭脳と目を使わない休憩時間を取り入れる

14個目のコツは、「脳と目を使わない休憩時間を取り入れる」ことです。

長時間の作業を続けると、脳や目に疲れが溜まり、集中力が低下します。せっかくのお昼休憩があっても、スマートフォンを見ていては休まりません。脳と目を使わない休憩を取ることで、使いすぎた脳と目をリフレッシュさせ、再び高い集中力で作業に取り組むことができます。

休憩をとるときは以下の方法を試してみてください。

目を休める

・5分間目を閉じてリラックスする

軽い運動をする

・ストレッチをする
・軽いウォーキングをする

深呼吸をする

・深く息を吸って吐くことを数回繰り返す

できれば1時間に一度、脳と目を使わない休憩を取り入れるとより効果的です。


⑮集中が切れたらきっかけをメモしておく

⑮集中が切れたらきっかけをメモしておく

15個目のコツは、集中力が切れた原因をメモすることです。

集中が切れたきっかけをメモしておくことで、次回の対策が立てやすくなります。集中力が途切れる瞬間は誰にでもあります。重要なのは、その原因を特定し再発を防ぐことです。

集中力が切れる原因は多岐にわたります。以下に具体例を挙げてみます。

環境要因

・騒音が気になった
・温度が不快だった
・照明が暗かった

身体的要因

・眠気が襲ってきた
・お腹が空いた
・体がだるかった

心理的要因

・ストレスを感じた
・他のことが気になった
・モチベーションが下がった

メモの方法はシンプルで構いません。以下のような形式でメモを取ると良いでしょう。

書き出したメモ

このように、具体的な原因と対策をセットで記録することで、次回の集中力維持に役立ちます。実践のポイントとしては、まず集中が切れた瞬間にメモを取ることが重要です。これにより、原因を正確に特定できます。また、メモを定期的に見直し、共通する原因を特定して対策を強化することも大切です。


まず目指すべきは生活習慣を整えた「ニュートラルな状態」

「モチベーションで営業をやるな!」と聞いたことはありませんか?

多くの人が目の前のやるべきことに集中できないとき、「とにかくモチベーションを高めなくては…!」と考えがちですが、実際は「常にニュートラルな状態」を目指すことが重要です。デキる営業は突発的なモチベーションを高めるテクニックに頼らず、安定した精神状態を保つことを優先します。

例えばメジャーリーガーの大谷翔平選手は、日頃から「睡眠時間は基本的に10時間。最低でも8時間はとる」「いつ寝るかの準備を数日前から計画的に行う」と公言しています。土台となる生活習慣を整えることで、本番の試合で彼は最高のパフォーマンスを発揮しているのです。

もし今あなたがこのような状況なら、まずやるべきことはこれまで紹介したテクニックを実践することではなく「生活習慣の見直し」です。

  • 寝不足や夜更かし、徹夜などで睡眠の負債を重ねている
  • ジャンクフードやエナジードリンクなど、体に負荷のかかる食事をしている
  • 毎日のストレスを発散するかのように飲酒している
  • 一日中座ってばかりで、運動習慣がない


生活習慣が乱れていると、どんなテクニックに頼っても集中の質が圧倒的に下がります。生活習慣が乱れていて、そもそも集中する基礎体力がない状態では、持続的な集中力を保つことは難しくなってしまいます。(営業界隈に稀にいる、「体力おばけ」な営業パーソンは参考にしないようにするのがポイントです!)

まずは生活習慣を見直し、土台を整え「ニュートラルな状態」をつくれたら、より生産性を高めるテクニックを活用していきましょう。

  絶望的に営業電話が苦手でも成果を出すコツ11選を徹底解説! 営業電話をかけるたびに感じる「また断られた…」というもどかしさ。実は、その理由は意外にも多岐にわたります。ターゲットの選定ミスやコミュニケーションスキルの不足、さらには事前準備の甘さなど、11の要因がアポイント獲得を妨げているのです。この記事を読むことで、あなたが営業電話でアポイントがとれない理由と11個の改善のコツがわかります。記事を読み終える頃には「わたしは営業なんて向いてない」「もう何をしたらいいのかわからない」そんな気持ちはスッと消え去ることでしょう。 株式会社セレブリックス



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営業ロールプレイングのポイント



まとめ

モチベーションに左右されずに営業活動に没頭できるテクニック15選をご紹介しました。いつでも集中して作業ができるようになりたいときは、今回ご紹介したテクニックをぜひ実践してみてください。セレブリックスでは、「成果のでる営業のやり方がわからない」「教育、研修の効果が感じられない」など、営業のあらゆるお悩みを支援しています。ぜひお気軽にご相談ください。


執筆者:髙田冴夏





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