トークスクリプト活用が営業成果アップにつながる理由5選

突然ですが、あなたはいつも営業活動で、トークスクリプト(台本)は用意していますか?

「そんなものなくてもアポとれるから必要ない」、「人によって課題や興味関心が違うから逆効果」。こういった考えをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

一方で「電話って緊張するんだよなぁ」「相手がちょっと圧強いと頭真っ白になっちゃうんです」といった声もよく聞きます。リーダーやマネージャーの方でしたら「AさんとBさんはアポイント率が大きく違う。リストの条件はほぼ同じで稼働時間も同じなのに、なんで?」といったお悩みもあるかもしれません。

このようなお悩みを解決する手段として、トークスクリプトの活用が有効です。この記事では、アウトバウンドコール(新規開拓営業)を想定して、トークスクリプトが必要な理由5つをご紹介します!


あわせてお読みください

本記事とあわせて、営業力を高めるための新規開拓チェックリストをぜひご活用ください。新規開拓で生産性を向上させ、成果を高めるためのチェックリストです。営業パーソンや営業組織が持つべき基本的なスタンス、起こすべき行動から、実際の営業活動で実施すべき項目までまとめています。

139のチェックリスト

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目次[非表示]

  1. 1.トークスクリプトとは?
  2. 2.トークスクリプトが必要な理由5選
    1. 2.1.理由①自信をもって電話ができるようになる
    2. 2.2.理由②新人メンバーの教育に活用できる
    3. 2.3.理由③考える時間を短縮し、電話を掛ける回数が増やせる
    4. 2.4.理由④精度の高い原因追求・改善活動ができる
    5. 2.5.理由⑤ターゲット企業群の見極めができる
  3. 3.トークスクリプトは作ってからがスタート


トークスクリプトとは?

お客様に対して「どのような内容で話をするのか」といった、トークの流れや順番をあらかじめ決めた台本のことです。それをもとに電話をかけたり、商談で話をしたりします。


トークスクリプトが必要な理由5選

トークスクリプトが必要なワケ5選例としては、『名乗り』、『受付突破』、『キーパーソン接触』、『日程調整』など一連の流れが網羅されているものです。
 
トークスクリプトが必要な理由は、下記の5つです。

  1. 自信を持って電話ができるようになる
  2. 新人メンバーの教育に活用できる
  3. 考える時間を短縮し、電話を掛ける回数が増やせる
  4. 精度の高い原因追求・改善活動ができるようになる
  5. ターゲット企業群の見極めができる


理由①自信をもって電話ができるようになる

コールをする際に「電話って緊張するんだよなぁ」とか、「相手がちょっと圧強いと頭真っ白になっちゃうんです…」と感じたことはないでしょうか?

何を言おうかおどおどして言葉に詰まってしまうと、結果として頼りない印象を与えてしまうかもしれません。 そこで、トークスクリプトがあれば予め内容が決まっているので、しっかりと話せます。よくある質問やお断りの理由に対しても事前に「これを言われたら、これを言おう」とスクリプト化しておくことで、相手からの差し込みにもしっかりと対応できます。
 

理由②新人メンバーの教育に活用できる

トークスクリプトは言わば、営業パーソンにとってのマニュアル的な存在で、新人教育にも非常に有効です。いくら研修で自社のサービス知識を身につけても電話では何を伝えればいいのかわからず、アポイントがなかなか取れないという状況は珍しくありません。
 
しかし、話す内容が決まっているトークスクリプトがあれば、いわゆる「できる人のマネ」がしやすくなるため、成功体験を得られやすくなります。また、教科書的に活用することで、複数人でも統一した指導が可能になるため、新人教育をスムーズに進められます。

【セレブリックスの事例】
セレブリックスのあるお客様の例です。新人のインサイドセールスが一人立ちするまでに約1.5ヵ月かかっていたところ、トークスクリプトを導入後、約1ヵ月で一人立ちさせることに成功しました。


理由③考える時間を短縮し、電話を掛ける回数が増やせる

「営業は数×質だ」という考え方があります。どちらが大事かという議論はさておき、「数の担保」という側面でもトークスクリプトは有効です。

トークスクリプトがない状態で電話していると、「次の電話、何て言おう」と迷う時間が多く発生してしまい、なかなか営業活動が進まないということはありませんか?

トークスクリプトがあれば、迷わず電話をかけられるため、数を担保できるようになります。トークスクリプトがない状態で電話かけるよりも、質が担保された上で数を増やせる効果が期待できます。


理由④精度の高い原因追求・改善活動ができる

毎回同じトークをすることで、お客様の反応(コールの結果)がある程度パターン化されます。もちろんアポイント獲得だけではなく、”お断り=NG”という結果も含めてです。

そこで注目すべきなのは「NG理由」の方です。いかに「NG理由をどうやって少なくするか」が結果アポイント獲得の確率を高めることに直結します。つまり、「NGの割合を減らすことで、アポイント獲得の割合を増やす」という考え方です。

固定されたトークで繰り返し営業活動を行うことで、伝え方が悪いのか、本当にニーズがなかったのか、または狙っているターゲット企業群が悪いのか、など適切な改善活動につながっていきます。逆に、もしトークスクリプトがなければ上記の検証は難しく、行き当たりばったりの営業活動になってしまうかもしれません。


理由⑤ターゲット企業群の見極めができる

「”何を”言うかよりも”誰に”言うか」と言われるほど探客=ターゲティングが大事とされています。探客とは、購買可能性の高そうな企業群(見込み顧客)を探す行為です。トーク力を付けることに加えて、そもそも検討をしてくれる見込みの高い顧客と会話をすれば、より良い成果を生み出せます。

「ターゲット企業群の見極めとトークスクリプトと関係あるのか?」と思われるかもしれませんが、答えはイエスです。先述の「NGの割合を減らし、アポイント獲得の割合を増やす」という考えに乗っ取ると、でてきたNGに対しての対策は大きく4つあります。

  1. 切り返しトーク(反論)を展開する
  2. NGを言われないように事前に解消させておく
  3. ターゲット企業群を変える
  4. プロダクトやサービスを改善する

 
①②はトークの修正で一定改善ができます。しかし、トークの改善では解決できないNG理由の場合は、ターゲット企業群を変えないとどうにもいかないケースが多いです。例えば、翻訳サービスの営業をする時に「翻訳業務はしていません」というNG理由が発生している、といったケースです。

つまり、トークを固定しNG理由をパターン化させることで、そもそもターゲット企業ではないから営業方針を変える、といった打つべき対策の精度を高められます。


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本記事とあわせて、営業力を高めるための新規開拓チェックリストをぜひご活用ください。新規開拓で生産性を向上させ、成果を高めるためのチェックリストです。営業パーソンや営業組織が持つべき基本的なスタンス、起こすべき行動から、実際の営業活動で実施すべき項目までまとめています。

139のチェックリスト

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トークスクリプトは作ってからがスタート

ここまで、トークスクリプトが必要な理由についてお伝えいたしました。かく言うセレブリックスも、トークスクリプトの作成や運用にはかなりこだわっています。

最後に、トークスクリプトの扱いについて補足させていただきます。一度作ったら終わりではなく都度ブラッシュアップをしていき、より精度や質を高めていく改善活動が大事です。
具体的な方法については、また追ってコラムでお伝えいたします。
 
以上となります!
このコラムがみなさまの営業活動の一助となれば幸いです。


株式会社セレブリックス セールスカンパニー 営業支援事業部 木下昌洋

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