人の心を動かすプレゼンテーション|作り方のコツ【資料デザイン編】
人の心を動かすプレゼンテーション第3弾は、資料デザイン編です。プレゼン資料の基本は、『リッチ&スマート』につくること。十分な余白を使い、洗練されたデザインの資料は情報が伝わりやすくなります。おしゃれな資料を作るよりも、伝わりやすいか?が重要です。資料をつくるのは苦手…という方でも挑戦しやすい、デザインのコツを5つご紹介します。
第一弾「構成とストーリー編」
第二弾「話し方と伝え方編」
第三弾「資料デザイン編」
第一弾「構成とストーリー編」
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目次[非表示]
- 1.プレゼン資料の基本はリッチ&スマート
- 2.資料デザインのコツ
- 2.1.1スライド1メッセージ
- 2.2.余白を贅沢に使う
- 2.3.イラストで視覚的に訴える
- 2.4.統一感のある配色にする
- 2.5.見やすいフォントを使う
- 3.まとめ
プレゼン資料の基本はリッチ&スマート
プレゼン資料の基本は、リッチ&スマートです。余白を贅沢に使い、『さっぱり、洗練』とした資料を作りましょうという意味です。資料デザインのコツでは、まずこれだけはやってみてほしい5つのポイントを集めました。真似しやすいことばかりですので、ぜひ実践してみてください。
資料デザインのコツ
資料デザインのコツは5つあります。
- 1スライド1メッセージ
- 余白を贅沢に使う
- イラストで視覚的に訴える
- 統一感のある配色にする
- 見やすいフォントを使う
順に解説していきます。
1スライド1メッセージ
資料をつくるとき、ついたくさんのことを伝えようとして情報を多く書き込みがちです。資料を見る側になってみると、あまりにも情報量が多いとどれが重要なのかわからなくなってしまったり、情報処理が追い付かず、何も頭に入ってこない状態になってしまいます。主張は1ページにいくつも並べず、そのテーマで一番注目してほしいことを書きましょう。
× 1スライドに情報が多い
〇 1スライド1メッセージ
ポイントは、1枚のスライドにテーマを混在させないこと。いくつかのテーマが1枚に入っている場合は、テーマごとにスライドを分けましょう。また、情報量を少なくした分フォントサイズを大きくすることで見やすくなります。
余白を贅沢に使う
人間の脳は、余白を見ると埋めようとしてしまう習性があります。プレゼンの資料では余白がないと無骨な印象をもたれてしまうため、余白を贅沢に使いましょう。資料に全ての情報が書いてある必要はありません。資料に文章を書くのではなく、口頭で補足説明をすれば良いのです。
× 余白が少ない
〇 十分な余白がある
スライドの上下左右の余白が適度に空いているか、文章と素材の間にも空間があるかをチェックしてみてください。
イラストで視覚的に訴える
情報を文字だけで見ると、なかなかイメージしにくい場合があります。イラストやアイコンで代用できるものがあれば積極的に活用しましょう。イラストがあることで、話の内容がイメージしやすくなります。
× 文字だけのスライド
〇 イラストも活用する
おすすめのフリー素材サイトはこちら。種類も多く、使いやすいデザインがそろっています。
・icon-rainbow
https://icon-rainbow.com/
・ICOOON MONO
https://icooon-mono.com/
・ちょうどいいイラスト
https://tyoudoii-illust.com/
統一感のある配色にする
色はたくさん使えば使うほど、ごちゃごちゃとした印象になってしまいます。なるべく2色や3色を使いましょう。一色の濃さを変えるだけでも十分目立ちます。何色を使えばいいかわからないときは、「濃いグレー+1色」を使ってみるのがおすすめです。コーポレートカラーを使用するのも良いでしょう。
× 多くの色を使う
〇 色の数をおさえたスライド
ポイント
- 投影資料はできるだけ濃い色を使う
- 黄色の文字色は見にくいため、なるべく使わない
- フォントサイズは24pt以上にする
- モニターの設置個所が低い会場は下に文字が集まると見にくくなるため注意する
見やすいフォントを使う
プレゼン資料において、フォントの選定も大切です。1枚のスライドのなかでフォントの種類を変えていることはありませんか?フォントの種類を多くすることで、ごちゃごちゃして見えたり、統一感のない資料になってしまいます。おすすめは、「YuGothic UI」「メイリオ」です。ついおしゃれなフォントを使いたくなってしまいますが、資料がおしゃれなことよりも読みやすさが重要になります。
× 複数のフォントを使う
〇 フォントは統一する
また、フォントが太字に対応しているかどうかも重要です。フォントによっては、太字設定があっても通常の太さとほぼ変わらないようなものもあります。さらに、英語表記にしたときにバランスが悪いフォントもありますので、毎回使い分けるよりはデフォルトできれいなフォントを使用するようにしましょう。
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まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ここまでのおさらいです。
- プレゼン資料の基本はリッチ&スマート
-
資料デザインのコツ5選
- 1スライド1メッセージ
- 余白を贅沢に使う
- イラストで視覚的に訴える
- 統一感のある配色にする
- 見やすいフォントを使う
第一弾「構成とストーリー編」
第二弾「話し方と伝え方編」
第三弾「資料デザイン編」
監修者プロフィール | |
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執行役員 カンパニーCMO /セールスエバンジェリスト 株式会社セレブリックスのセールスエバンジェリストとして、法人営業に関する研究、執筆、基調講演等を全国で行う。2021年8月には “Sales is 科学的に「成果をコントロールする」営業術” を扶桑社より出版。営業本のベストセラーとして累計出版数が5万部を超える。 2022年7月には単著二作目として “お客様が教えてくれた「されたい」営業” を出版。現在は執行役員 CMOと新規事業開発の責任者を兼任。管掌するプロダクトとして営業コミュニティのYEALE、営業専門の人材紹介のSQiL Career Agent、日本最大級の営業エンターテイメントJapan Sales Collectionなどがある。 Everything DiSCの認定トレーナーであり、専門は営業、プレゼンテーション、コミュニケーションスタイルと多岐に渡る。 |