営業における生成AI活用の実態調査レポート Vol.1 / セレブリックス営業総合研究所
レポート概要
営業における生成AI活用の実態調査レポートは、営業職を取り巻く生成AIの普及度合いとその実用性を明らかにするための調査報告資料である。今回の調査は、外部の調査機関に登録している1,019名の法人営業に従事する23歳~59歳までを対象とし、性別、住所、業界、従業員規模を限定せずに行った。
調査概要
- 調査時期:2023年12月8日~12月23日
- 調査方法:webアンケート
- 調査対象:法人営業に従事する23歳~59歳
レポート内容・構成
- 回答者属性
- 生成AIの導入状況
- 導入済企業の実態
- 未導入企業の実態
- 個人の生成AI活用実態
- セレブリックス営業総合研究所(営総研)について/注意事項
調査レポート内容(抜粋)
生成AIの導入状況
■「社内で生成AIは導入されていますか?」に対する回答結果
営業職における生成AIの活用は初期段階
生成AIの導入状況(上図)に関しては、「生成AIツールやサービスを導入・使用していない」企業が44.0%を占める結果となった。次いで「全社的に使用が許可されていない、あるいは禁止されている」企業も28.1%に上ることが分かった 。一方、「一部の人や部門での導入」は17.0%であり、「全社的に生成AIを導入している」企業は11.0%に留まった。
■「あなた個人が業務で生成AIを使う頻度を教えてください」に対する回答結果
個人の生成AI使用頻度は企業での導入状況に左右される?
個人の業務での生成AIの使用頻度(上図)に関しては、「ほとんど使わない・使ったことがない」と回答した割合が74.7%と圧倒的に高く、「月に数回」は9.8%、「週に数回」は11.0%であり、「毎日」使用しているという回答はわずか4.5%に留まった。
導入済企業の実態
■「社内で生成AIを導入する際、ネックになったものをすべて選んでください」に対する回答結果(複数回答)
導入ネックとして最も多いのは使いこなせるかどうか
導入ネックとして最も回答数が多かったのは「使えるかが不明、不安、使いこなせない」と「生成AIが出した結果を正しく使えるか不安、生成AIの結果を信用しきれない」という2つであった。
これらのデータは、営業職における生成AIの導入に際して、その操作性と結果の信頼性に関する不安が大きな障壁となっていることを示している。営業職は、対人スキルと状況判断が重要視される職種であり、生成AIが生成する情報に対する理解と信頼が、その有効活用に不可欠な要素となる。
営業担当者が生成AIを使いこなせるか、また、生成AIが提供する情報を適切に判断、活用できるかという問題は、導入の成否を大きく左右する。
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