営業トークスクリプト比較|受付突破のトーク例とポイントまとめ
テレアポの新規営業において、「受付を突破できるかどうか」はとても重要です。そもそも新規営業の電話は迷惑だと思われていることが多く、冷遇対応が基本です。そんな状況のなか、どのように話せば受付を突破できるのかわからないと思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、よくあるトーク例とセレブリックス流のトークを比較して、どのように工夫しているのかポイントを解説いたしました。ぜひ参考にしてみてください。
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本記事とあわせて、営業力を高めるための新規開拓チェックリストをぜひご活用ください。新規開拓で生産性を向上させ、成果を高めるためのチェックリストです。営業パーソンや営業組織が持つべき基本的なスタンス、起こすべき行動から、実際の営業活動で実施すべき項目までまとめています。
目次[非表示]
- 1.テレアポ、新規営業のトーク例を紹介します
- 1.1.あなたはこんな風に話していませんか?
- 1.2.成果を上げ続ける営業なら…
- 2.受付突破する話し方のポイント3つ
- 2.1.言い方を変えて違和感を減らす
- 2.2.要件を端的に話す
- 2.3.担当者が戻ってくる時間を確認する
- 3.まとめ
テレアポ、新規営業のトーク例を紹介します
あなたはこんな風に話していませんか?
まずは、新規営業でよくあるトークの流れをご紹介します。人事管理システムを商材としている営業の例です。
プルルルル・・・
受付:はい。 お世話になっております。 |
受付:今は外出していますね。
そうでしたか、ありがとうございます。ちなみに何時頃お戻りでしょうか? |
受付:あ~…いつも何時頃帰ってくるかわからないんですよね。
そうでしたか、かしこまりました。ではまた改めてご連絡させていただきます。お忙しいところありがとうございました。 |
…ガチャリ。
担当者不在で、いつ返ってくるのかわからない。よくある話の流れです。しかし、このトークにはもう少し工夫できる点がいくつかあります。
成果を上げ続ける営業なら…
次に、セレブリックスの新規営業トーク例をご紹介します。
プルルルル・・・
受付:はい。
お世話になります。私、○○株式会社の▲▲です。恐れ入りますが、人事部のご責任者さまはお手すきでいらっしゃいますか? |
受付:今外出してますね~。
そうでしたか、ありがとうございます。ちなみに何時頃お戻りでしょうか? |
受付:あ~…いつも何時頃帰ってくるかわからないんですよね。
そうなんですね。本日のスケジュールは、お戻りのご予定はございますか? |
受付:戻ってはきますね。
ありがとうございます、お戻りのご予定なんですね!ご予定として何時にお戻りになりますか? |
受付:19時ですね。
ありがとうございます。では19時ごろにあらためてお電話させていただきます。お手間をとらせないために、ご責任者さまの直通のお電話番号があればお伺いしたいのですが、お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか? |
受付:ありますけど、ちょっとお教えできないですね・・・
そうでしたか、かしこまりました。では、ご責任者のお名前だけでも伺ってよろしいですか? |
受付:あ、はい。○○です。
ありがとうございます。では、19時に○○さま宛てにご連絡させていただきます。 |
ガチャリ。
たったこの数行のトークだけでもさまざまな工夫がなされています。比較して気付いた方もいらっしゃるかもしれません。一体どんなところに違いが隠されているのか、工夫しているポイントについてご紹介します。
受付突破する話し方のポイント3つ
言い方を変えて違和感を減らす
▲
お世話になっております。 |
↓
◎
お世話になります。 |
初見の企業に「お世話になっております」と言うと、言われた側はなんとなく違和感が残ります。「お世話になります」と言い換えれば初見であっても違和感なく使えますので、活用してみてください。
要件を端的に話す
受付の方に余計な話をしてしまうと、その時点で断られる可能性が高くなってしまいます。端的に要件を先に言いましょう。
▲
本日、御社の人事管理をさらに効率化できるご提案ができると思い、ご連絡させていただきました。弊社の○○は、~~~(商品の強みや特徴を説明)~~。ちなみに、人事のご担当者さまはいらっしゃいますか |
↓
◎
恐れ入りますが、人事部のご責任者さまはお手すきでいらっしゃいますか? |
また、「いらっしゃいますか?」と聞くと切られやすくなってしまいます。「お手すきでいらっしゃいますか?」と表現を変えて、担当者の状態を聞くようにしましょう。
担当者が戻ってくる時間を確認する
担当者は何時に帰ってくるかわからない。そう言われてしまうと尻込みしてしまいたくなりますが、ここでもう少し踏み込んでみましょう。
▲
受付:あ~…いつも何時頃帰ってくるかわからないんですよね。 そうでしたか、かしこまりました。ではまた改めてご連絡させていただきます。お忙しいところありがとうございました。 |
↓
◎
受付: あ~…いつも何時頃帰ってくるかわからないんですよね。 |
受付: 戻ってはきますね。
ありがとうございます、お戻りのご予定なんですね!ご予定として何時にお戻りになりますか? |
受付: 19時ですね。 |
直帰するのか、会社に戻ってくるのか。戻ってくるのであれば、それは何時頃なのか。確実に担当者とつながるためにも、時間をおさえておくのが重要です。
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まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
テレアポの新規営業で、受付突破するトークとポイントをご紹介しました。話し方のポイントのおさらいです。
- 「お世話になっております」ではなく、「お世話になります」と伝える
- 受付の方に商品説明は不要。要件を端的に伝える
- 担当者不在であれば、戻ってくる時間を必ず確認する
細かいポイントですが、ひとつひとつの工夫で結果は変わってきます。次回は担当者とつながったあとのトーク、「キーパーソンにコンタクトをとる編」を公開予定です。お楽しみに!
執筆者:株式会社セレブリックス セールスカンパニー マーケティング統括部 髙田冴夏
監修者プロフィール | |
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執行役員 カンパニーCMO /セールスエバンジェリスト 株式会社セレブリックスのセールスエバンジェリストとして、法人営業に関する研究、執筆、基調講演等を全国で行う。2021年8月には “Sales is 科学的に「成果をコントロールする」営業術” を扶桑社より出版。営業本のベストセラーとして累計出版数が5万部を超える。 2022年7月には単著二作目として “お客様が教えてくれた「されたい」営業” を出版。現在は執行役員 CMOと新規事業開発の責任者を兼任。管掌するプロダクトとして営業コミュニティのYEALE、営業専門の人材紹介のSQiL Career Agent、日本最大級の営業エンターテイメントJapan Sales Collectionなどがある。 Everything DiSCの認定トレーナーであり、専門は営業、プレゼンテーション、コミュニケーションスタイルと多岐に渡る。 |