営業職採用、営業代行事業の需要について(2023年)
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国内需要が高まっている職業として、リンクトイン・ジャパンは1月17日に興味深い発表を出した。集計方法として2018年から22年までの5年間で、最も求人の増加率が高かった職種を算出。その結果として「法人営業」が最も高い職種として選ばれた。
内容をご覧いただければお分かりのように、1位の法人営業以外も、いわゆる営業関連職・レベニュー(収益)創出職種が軒並みランクインしていることに注目したい。
1位 法人営業
3位 インサイドセールス
6位 パートナーシップマネージャー
7位 カスタマーサクセス
8位 顧客サポートスペシャリスト
このように10位までのうち、実に5職種が営業系職種というから驚きだ。このように技術系の職種を抑えて、ビジネスサイドの職種がランキングを占有するのを久々に見た。
基本的にはSaaSビジネスの普及、コロナによる顧客コミュニケーションの強化が理由と予測されているが、私なりの仮説と予想をもとにこの結果をひも解いていきたい。
大手企業(エンタープライズ)顧客を獲得したい
多くのSaaSプロダクトが、安定かつ基盤となる収益源を手にするために、大手企業の顧客を開拓したいというニーズを抱いている。(もちろん、中小マーケットを狙ったプロダクトもあるのでこの限りではない)
この前提に立った場合、BtoBマーケティングの主流である、リード獲得型のマーケティング(リードベースドマーケティング)だけでは、大手企業のターゲットキーパーソンとの接点を抱くのはなかなか難しい。
そうなると、特定のターゲット顧客にプッシュも含めた顧客開拓が必要になるため、アカウントベースドマーケティング型の法人営業ができる人を求める動きが出てくる。こうした背景も「法人営業担当」職種の需要が高まる理由になるのではないか。
まずは顧客をつくること
永遠のベータ版ともいわれるSaaSプロダクトは、ユーザーの利用やフィードバックがあって、進化と改善の道筋を辿る。そのためには、まず顧客が潤沢に存在し、利用されていることが前提だ。そうした場合、顧客開拓に関わるビジネスサイドを強化することは、とても自然な取り組みと言える。
また、景気変動などVC等からの出資を得ることが難しくなることが増えてくると、機能改善やプロダクトのアップデートには売上を増やして原資を得るしかないのだ。
営業職種の需要が高まり、営業代行やセールステックの需要も高まる
さて、こうした営業職の採用ニーズが高まると伴って需要が生まれるビジネスがある。1つはBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)だ。特に営業代行、営業アウトソーシングはこうしたニーズにダイレクトに応えるソリューションとなるだろう。求人数が増えれば、求職者の数が足りなくなり、有効求人倍率が高まる。
そうなると優秀な人材を採用が困難になるだけではなく、採用コストの高騰や、即戦力人材が雇えず、事業計画にも遅れが出るのだ。そうした課題解決を実現するために、エキスパートに業務委託する営業アウトソーシングの需要は高まることが予想できる。
また、人の採用が難しければセールステックの活用等で代替し、セールスプロセスの課題解決を実現する必要性も出てくる。採用だけでなくこうした解決策やハイブリッドな施策も踏まえて、総合的に判断する必要性が続きそうだ。
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